「キャリアの棚卸し」「転職の軸」といった言葉、初めての転職ではよく分からないですよね。
これらは職務経歴書の中身にもなる大事な要素なので、考え方やポイントについて解説します。
目次
1.キャリアの棚卸しとは何なのか
┃これまでの仕事を振り返ればOK
- 「まずはキャリアの棚卸しを」とよく言われますが、簡単に言えばこれまでの仕事の振り返りです。
- 重要なのは、できるだけ細かく振り返って、アピールポイントの「種」を探すことです。
- 書類に書くかどうかは後で考えれば良いので、まずは全ての経験を書き出してみましょう。
┃振り返りのポイント
- 誰と、どんなお仕事をしていて、自分がどんな役割だったのか、入社から順に洗い出しましょう。
- 目安として、四半期や半期ごとに「あの頃は何をしていたかなと」と振り返っていくと良いでしょう。
- どういう目的や目標があり、そのためにどう行動をしたかまで整理できると、面接の準備にもなります。
- 小さなお仕事や、ちょっとした思い出レベルのことも含めて書き出して整理してみましょう。
┃差別化につなげるために
- どのような「スキル」「気質」を発揮して、「成果」「組織貢献」につなげてきたのかが重要です。
- これまでのお仕事を振り返りながら、自分の仕事のスタイルや、評価されてきたポイントを考えてみましょう。
2.「転職の軸」とは?
┃転職によって何を叶えたいか
- 転職エージェントや面接官に「転職の軸は何ですか?」と聞かれることがあります。
- この質問に答えるためには、自分が「転職によって何を叶えたいか」をクリアにしておく必要があります。
- 本来は、給料でも残業時間でも、個人の自由なのですが、採用側は「前向きな何か」を必ず求めています。
┃「本音」と「建前」を両方整理する
- 本音がポジティブな感情(成長、やりがい等)であれば、そのまま転職の軸として整理すればOKです。
- ただ実際には、本音はネガティブな感情(給料、残業、人間関係など)から来ていることが多いです。
- その場合、本音は転職を考えた「きっかけ」に位置づけ、「軸」にはしない方が無難です。
- きっかけがあった上で、建前でも良いので、ポジティブな「転職の軸」を考えていきましょう。
- 「どうせ転職するなら」という視点で、どんな会社や仕事を選びたいかを前向きに整理してください。
3.差別化のポイントを考える
┃企業の採用はビジネスの一部
- 大前提として、企業の採用活動は事業運営のために行われています。
- なので、差別化といっても、個性やキャラクターをアピールするわけではありません。
- どのように事業や業務に貢献できるのかを、他の応募者以上に示すための差別化です。
┃「象徴的な仕事や案件」から探す
- 棚卸しの中で振り返った仕事の中で、自分が最もアピールしたい仕事を選びましょう。
- 必ずしも派手な案件や、大きなお仕事である必要はありません。
- 案件の大きさや派手さよりも、「ご自身の」工夫や貢献度を語りやすいものが望ましいです。
- その成果や貢献のために、発揮したスキルや能力は何だったのかを考えてみましょう。
┃「自分と同僚の違い」から探す
- 同僚や上司、後輩と比べて、自分が得意なことや、仕事のスタイルの特徴を探すのも良いやり方です。
- 実務のスキル以外に、お客様や社内の方との接し方や、組織での立ち回りにも特徴があるかもしれません。
- 突出していなくても、平均以上の何かが見つかれば、必ず差別化の材料になります。
┃必ず「再現性」について考える
- 採用する側は、「入社後に同じような活躍をしてくれる」と判断できなければ合格を出しません。
- よくあるのは、現職のネームバリューや環境のおかげだと思われてしまうことです。
- ご自身ならではの工夫や貢献を考え、他社の環境でも再現できることをアピールしましょう。
ここで整理できたことは、面接で話す材料にもなるので、頑張って振り返っていきましょう。
洗い出す作業が難しいと感じた方は、プロの視点を借りましょう。
人を頼りたいときは「転職エージェント」を、深い情報や知見がほしい方は「参考書」を活用しましょう。